2019.06.20

満足感と開放的な走りを手頃な価格で

【シリーズ・平成ドイツ車アーカイブ19】

Porsche Boxster

ポルシェ・ボクスター第二世代 987

はじめてのドイツ車だからといって、実用性を重視したクルマ選びをする必要はない。憧れのオープンカーからスタートしてみるのも素敵なことだと思うのだ。ポルシェと聞けば、多くの人がスポーツカーを連想するように、911シリーズを筆頭に多くのスポーツカーを生み出してきた。近年ではSUVやセダンなども加わりラインナップは多彩になっている。

そんな中で中古車としてお勧めしたいのが、先代型ボクスター。2シーターのオープンであり、開放的な走りを楽しめるモデルだ。グレードとしては911シリーズの廉価版という位置付けだが、各部はボクスターだけの特別な作りになっている。

先代型はボクスターとして2代目となるモデルで、ライト回りが一新されているのが特長。ミッドシップレイアウトとなるプラットフォームは初期型から受け継いでいるが、80%の部品を新設計しているほど大きな進化を遂げているのだ。

デビュー当初から用意されていたのは、ベーシックグレードであるボクスターと高性能版のボクスターS。エンジンは水冷の水平対向6気筒で、ボクスターには2.7ℓ、ボクスターSには3.2ℓを搭載。ミッションは5速ATのティプトロニックSのほか、5速と6速のマニュアルミッションを用意する。

07年モデルからは、可変バルブ機構であるアウディ・バルブリフトシステムを搭載するなどの改良が加えられている点も見逃せない。そして08年のマイナーチェンジでは新開発エンジンを搭載し排気量も拡大される。中古車としても色々選べる状況なのでじっくり比較してみることが重要。整備履歴などもチェックしておきたい。

トップは幌であり、電動格納機能を搭載。その開閉時間はわずか12秒で、50㎞/hなら走行中の開閉も可能になっている。ソフトトップなので、屋根付きの保管場所は確保したいところだ。フロントとリアには、手荷物などを収納できるラゲッジルームを確保。決して広いわけではないが、前後を活用すればちょっとした買い物に対応できる。

ポルシェを所有すること、開放的な走りを日常的に楽しめるのは、満足感の高いクルマ選びだと思う。中古車の数は豊富にあるので、ボディカラーまでこだわって探すことが可能だ。MTモデルも探しやすい。


■GERMAN CARS 2019年2月号 掲載記事より抜粋

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