2019.06.20

ドイツ車らしさを5ナンバーサイズに

【シリーズ・平成ドイツ車アーカイブ18】

Volkswagen Polo

フォルクスワーゲン・ポロ第五世代 6R

ゴルフよりもコンパクトなのがポロで、先代型は5世代目に当たるモデルだ。近年のクルマはどんどんサイズアップしており、もちろんポロも例外ではないのだが、5ナンバーサイズに収まる手頃なドイツ車として注目したい存在だと言える。

手頃なコンパクトと言っても、ドイツ車らしさが凝縮されているのがポロの魅力。エクステリアデザインは、ゴルフⅥ同様にイタリアンデザインを随所に採用して高級感のあるルックスになった。インテリアはシンプルなデザインだが、実用性を重視しているところがドイツ車らしい。

さらに、堅牢なボディは衝撃吸収構造によって高い安全性を生み出す。国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構が実施した平成22年度衝突安全性総合評価では、輸入車初となる最高レベルを獲得しているほどだ。

実用面を見てもコンパクトサイズのボディは取り回しに優れ、程々のパワーで高い走行安定性を披露。居住性も決して悪いわけではなく、大人4人と荷物を積めるスペースをしっかりと確保している。

当初用意されていたのは直4DOHCを積む1.4コンフォートラインのみだったが、10年には直噴タイプの1.2ℓ直4SOHCターボを積むTSIコンフォートラインと、ツインチャージャー仕様のTSIハイラインに切り替わる。現在は、この2モデルが中古車のメインとなっている状況だ。

1.2ℓの直4ターボエンジンは、スペック以上のキビキビとした走りを披露。トランスミッションは、上級モデルにも採用されているツインクラッチ機構を持つ7速のDSGで、変速しているのが分からないほど滑らかで快適な走りを実現する。こうしたエンジンやATの効率的な制御によって、燃費性能は大幅に向上。TSIコンフォートラインのカタログ燃費は20㎞/ℓ。これは国産のエコカーにも匹敵する数値だから、非常に優秀だと言える。

ドイツ車らしい作り込み、高い安全性と燃費性能、そして洗練されたデザインを持つ現行型ポロ。中古車価格も割安になっており、100万円を切るクルマも出回り始めている。新車価格は200万円くらいだから、現在ではその半値で憧れのドイツ車オーナーになれるのである。

■GERMAN CARS 2019年2月号 掲載記事より抜粋

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