2020.05.05

ジムニー向けサイズだけ特別なオープンカントリーM/Tタイヤ開発秘話

車両:エヌズ・ステージ http://ns-stage.jp

ジムニーというクルマの魅力は幅広い。ジムニーファンの多くはファッショナブルなアイコンのひとつとして考えているかもしれないが、実はこのジムニーというクルマは、その小さなボディからは考えられないほど、ヘビーなオフロード走行をこなす走破性を持っている。だからジムニーのカスタムを考えるうえでは、カッコ良く飾るドレスアップ的な側面だけでなく、優れた素質としての走行性能を向上させるという面にもスポットが当たるのである。

過酷といわれている数々のオフロードレースで必要とされる性能、SUVに求められる幅広い性能を、SUVユーザーに提供するトーヨータイヤのオープンカントリーブランド。そのラインナップの中で、最もヘビーデューティユースに長けたオープンカントリーM/Tに、オフロードレース向け、しかもジムニー専用という、スペシャルなモデルとして、「オープンカントリーM/T‐R」が追加された。

M/T-R&M/Tを装着した9台のジムニー

なぜジムニー専用としたのか? なぜオフロードレースにターゲットを絞ったのか?

M/T-Rの開発は、オープンカントリーの真髄である走破性をオフロード競技を通して日本のジムニーファンに伝えたい、という想いから始まったという。ジムニーをターゲットにしたのは、ジムニーは新車のままでもオフロードでの競技をこなすだけの素質を持っており、一定の競技人口もあるからだ。



開発過程では、ジムニーレースのトップドライバー、ジムニー専用パーツの開発者などが参画。結果として誕生したオープンカントリーM/T‐Rは、ケース剛性は高いのにトレッドはしなやかという、過酷なレースを戦うためにベストな性能を備えたものとなった。

M/T‐Rというサブネームは、M/Tの中でもハイパフォーマンスなレース専用モデルとして与えられたもの。本格的な走りをサポートするタイヤとして生まれたモデルだが、一般道での使い勝手も秀逸で、静かで、何よりも乗り心地を犠牲にしていない。

新型ジムニーと組み合わせて長距離(高速道路)を走っても快適そのもの。直進性はしっかりと確保し、車線変更における操縦性も素直さがあっていい。意外にも日常のシーンでも普通に使えるポテンシャルを備えていることが分かる。今後のジムニーカスタマイズにおいて、「オープンカントリーM/T‐R」がマストアイテムのひとつになることは間違いない。



開発の過程ではJSTC(ジムニースーパートライアルチャンピオンシップ)のレース本戦にオープンカントリーM/T-Rで出場。マシンとの相性やカスタムの可能性について、実際のオフロードレースの現場で徹底的に検証を行なった。

■レッツゴー4WD 2020年5月号掲載記事より抜粋

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