2020.04.01

ランドクルーザーにもっとステキに乗るためのリノベーションとは?

[Renoca] LAND CRUISER 106



そんなフレックスのカスタムランクルの中で近年特に人気なのが、中古車のリノベーション。中古住宅などを刷新し、価値を高めて販売する「リノベーション」をランクルで行なうという試みだ。この「Renoca(リノカ)」と名付けられたシリーズでは、比較的新しい近代的なユーズドカーを旧車レベルのクラシカルな雰囲気にリノベーションしている。

例えばここで主に紹介する「Renoca106」は、ランクル100系をベースに、フロントマスクをランクル60風にリノベーション。今でも洗練された乗り味やゴージャスな装備、しっかり練り上げられた100系に、レトロなルックスが愛らしい60系を組み合わせた。そこには、リフレッシュ以上の魅力と新車以上の価値があり“新たなランクルに乗る”楽しさがある。

他にもランクル80系で60系マスクを再現した「86(ハチロク)」および「Wonder(ワンダー)」「phoenix(フェニックス)」、そして90系プラドのボディに70系プラドのマスクをスワップした「American Classic(アメリカンクラシック)」、さらに「color bomb(カラーボム)」など、個性とアイデアに溢れたモデルが揃っている。そもそも旧車に乗れば良いのかもしれないが、話はそう簡単ではない。少なくなってきた在庫やディーゼル規制問題(ガソリン仕様は超レア)、まして極上コンディションの個体に巡り合うのは稀である。



その点このリノカは、メカニズムはほぼ現代のクルマと同様。「106」を例に出せば、フロントは独立懸架トーションバースプリング、リヤはリジッド+コイルスプリングを採用したランクル100そのもの。60系のリーフサスペンションに慣れていなくても問題はない。リーフを“味”と思う方もいるだろうが、パワーユニットで言えば、当時の100系はランクル史上初採用のV8エンジンを搭載し、さらに100系中期型のトランスミッションはゲート式シフトの5速ATとの組み合わせ。またインテリアの機能装備も大充実しており、スペック的にも魅力だ。

フレックスは、そのリノカを引っさげて世界最大のカスタムカーの祭典「SEMAショー2019」に出展し、アメリカに初進出している。今後の具体的な内容はまだ明らかにされていないが、さらに世界進出を本格的に進めて、北米に直営店の設置もありうるとか。単に日本からの車両やパーツの輸出だけでなく、USトヨタ車の輸入も検討しているのではないか。それが実現するとUSトヨタ車がより身近な存在となるだろう。

■ 4WD SUV パーツガイド 2021年版 掲載記事より抜粋

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