2019.06.18

最先端の高度な制御で快適な走り

【シリーズ・平成ドイツ車アーカイブ12】

BMW 5 Series

BMW 5シリーズ第六世代 F10

先代型となり300万円を切るクルマが増えてきた5シリーズ。新車価格は安くても700万円オーバーだから、新車の半値以下で憧れのBMWオーナーになれるのは非常にお得な状況だと言える。

先代5シリーズは、ひと足早く登場した7シリーズと共通のプラットフォームで生産され、ボディは先代よりも大幅に拡大されている。ホイールベースは、一つ前のE60に比べて80㎜も延長。これを生かしたリアのスタイリングはクーペのように伸びやかなものになり、リアシートの空間も大きくなり居住性が向上している。実際にリアシートに座ってみると本当に快適で、フル乗車であっても以前ほど窮屈な印象はない。

ワイド&ローのエクステリアは存在感のあるデザインで、BMWの象徴でもあるキドニーグリルも大型化。リアのテールランプは、往年のBMWを思わせるL字型デザインを採用している。インテリアを見てみると、上質なウッドパネルを贅沢に使った高級感溢れるインパネ回り。センターコンソールにはワイドなディスプレイが備わり、ナビゲーションや車両設定を手元のコントローラーで操作できるiドライブを搭載する。

高度な電子制御技術を積極的に活用したデバイスも豊富。例えば、パワーやエアコンの作動を最適化して燃費性能を高めるECO PROモード、エネルギーを効率的に得るブレーキ回生システムなどがそうだ。

搭載されるエンジンは、当初NAの直6DOHCが用意されていたが、後にターボ化。直4、直6、V8とすべて過給機付きのエンジンに切り替わっている。これらには、BMW自慢のツインパワーターボテクノロジーを投入。ATは電子制御式の8速タイプで、効率的な変速を実現。この組み合わせによって、直噴3ℓターボを積む535iでは、10・15モード10・6㎞/ℓという数値を実現しているなど、ターボによってパワーを得るだけではなく、高い燃費性能両立しているのだ。

中古車の数は豊富で低走行車が中心なので、コンディションの差は小さい。グレードからボディカラーまで選び放題だが、ドイツ車デビューということであれば528iを推したい。初期型であればNAの直6が選べるので、BMWらしさを存分に味わうことができる。


■GERMAN CARS 2019年2月号 掲載記事より抜粋

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