2019.06.18

BMW初心者ならまずここから

【シリーズ・平成ドイツ車アーカイブ11】

BMW 3 Series

BMW 3シリーズ第五世代 E90

BMWを知るならまずは3シリーズからと言えるくらい、「らしさ」が凝縮されたモデルだ。BMWの哲学はドライバーが積極的に走りを楽しめることと、ドイツ車としての実用性を両立していること。3シリーズにはその哲学が色濃く反映されているのだ。

先代の3シリーズはデビューから9年が経過し、中古車の流通量も多い。価格も100万円からと手頃になっているから、ドイツ車デビューにも最適な1台だと言えるのだ。

エクステリアはエッジの利いた現代のBMWらしいデザインで、一つ前のE46よりもボディを拡大したことで居住性と安全性が大幅に向上している。ボディの拡大により増えた重量は、徹底的な軽量化によって走る楽しさを実現しているのも見逃せない。分かりやすいところでは、ランフラットタイヤを採用してスペアタイヤを廃止。

もちろん、細部にもBMWらしいこだわりが詰まっていて、6気筒エンジンにはマグネシウム合金を採用し、世界最軽量のエンジンを造り上げた。足回りに備わるアーム類にもアルミを多用することによってバネ下重量を抑えている。こうした作り込みによって、ボディが大きくなってもBMWが目指す乗り味を実現しているのである。

装備類を見ていくと、ナビゲーションやオーディオ、さらには車両の設定などをセンターコンソールにあるコントローラーで操作できるiドライブは、一部モデルでオプションとなっているが装着率は高い。雨の強さに応じてワイパーの速度が自動調整されるレインセンサー、ボタン操作でエンジン始動と停止が可能な機能、オートエアコンなど快適装備は多彩で快適にドライビングを楽しめる内容となっている。

4ドアセダンとしての実用性は申し分なく、インテリアの質感も高いレベル。シンプルながらスポーツテイストを散りばめたデザインは、所有する満足感を高めてくれる。

搭載されるエンジンはDOHCの直4と直6。トランスミッションは6速ATを基本に、4気筒モデルにはMTも用意。はじめてのドイツ車ということであれば、構造的にもシンプルな直4の320iがオススメ。新車時に売れた人気グレートということもあって、中古車の流通量が豊富にあり価格も割安な状況だ。


■GERMAN CARS 2019年2月号 掲載記事より抜粋

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