2019.06.18

オンリーワンの贅沢な作り込み

【シリーズ・平成ドイツ車アーカイブ8】

Mercedes-Benz CLS Class

メルセデスベンツCLSクラス第一世代 W219

美しいボディラインを持つ4ドアクーペとして新車時から話題を集め、高い人気を誇った初代CLSクラス。どんなモデルにおいても実用性を重視するメルセデス・ベンツが、デザインを優先して作り上げたショーカーのようなスタイルが一番の魅力となっている。その個性的なルックスもあって、比較的若い世代のユーザーにも支持されているCLS。自分好みのカスタマイズをするベースとして選ばれるケースも多い。

各部を見ると、特別な4ドアクーペとしての作り込みがなされている。例えば、インパネから助手席まで一枚板となるウッドパネル。曲面造形がなされたこの美しいパネルは、上質な空間を演出するポイントになっているのだが、これは熟練の職人によって手作りで仕上げられた、非常に贅沢なウッドパネルなのだ。

基本的なメカニズムはベースとなる3代目Eクラス(W211)と共通。だが、リアシートが2座となっているのが大きな違いだ。フロントからリアまで延長されたセンターコンソールによってセパレートされ、エレガントなエクステリアデザインと相まってCLSならではの特別な空間を演出している。

走りにおいても基本性能に優れたEクラスがベースになっているから、現代のメルセデスらしい高い走行安定性を持つ。V8モデルにはエアサスペンションが搭載され、車高を一定に保つセルフレベリング機構も備わっている。高速道路でのフラットライド感は現代のメルセデスならではのフィーリングで、目的地まで快適に移動することができる。

新車時に売れた人気モデルということもあって、中古車の流通量は多い。はじめてのドイツ車としてお勧めなのが、ベーシックなCLS350。CLS500や550の方が値落ちが大きいため価格だけを見るとお買い得度は低いのだが、上級モデルにはエアサスペンションなど高価な装備が満載。まずは現代のメルセデスを知るという意味で、CLS350から始めてみるのがいいだろう。

CLS350の相場を見てみると、前期型、後期型ともにリーズナブルな価格帯となっており、ボディカラーなどいろいろ選べる。中古車の流通量は多いので、焦らずじっくりと検討しよう。


■GERMAN CARS 2019年2月号 掲載記事より抜粋

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