2019.11.08

カマロのドラッグレース専用仕様のスペシャルワンオフバージョン

米ネバダ州ラスベガスで開催中のSEMAショーにシボレーが出展したカマロが話題になっている。「2020 COPO Camaro John Force Edition」である。

カマロはアメ車ファンにはお馴染み、米ビッグスリー筆頭GM(ゼネラルモーターズ)のシボレーブランドで展開される人気スポーティクーペだ。スポーティクーペとは言いながら、中には本格スポーツカー顔負けの仕様を持つバリエーションもあって、「COPO」もそんな仕様のひとつ。

COPOは「Central Office Production Order」の頭文字で、1967年から続くカマロの歴史の中では大きな意味を持つモデルとなっている。始まりは、本来カマロのラインナップには無かった大排気量エンジンを積んだスペシャルカマロがディーラーの発注に応じて製造されたこと。1960年代終盤のアメリカでは、レースで勝った速いクルマが売れるという現象が顕著にあったため、他メーカーのクルマにレースで勝てる仕様のカマロが注文されたのだった。それが成果をあげたため、COPOというシステムになっていた。

2012年モデルから発売されるようになった現在のCOPOカマロは、メーカーが決めた仕様のカマロに「COPO」という名前を付けてリリースしているのでスペシャルオーダーとしての意味はないが、その仕様自体はドラッグレース専用モデルとして堂々たるスペックを持ったスペシャルマシンであることに違いはない。最初にCOPOカマロが製造された1969年モデルにちなんで、毎年の製造台数は69台限定とされている。



写真のカマロはそのCOPOのさらにスペシャルバージョンとして、1台だけ製作されたものになっている。スペシャルなのは内外装のデザイン(カラーリング)で、メカニカルな部分でのアップグレードはされていない。この内外装をデザインしたのが、車名にもなっている「John Force(ジョン・フォース)」である。彼は全米ドラッグレースシリーズNHRAで16回もチャンピオンを獲得したドラッグレースファンなら知らないものはないレジェンドで、ダッシュボードには本人の直筆サインをかたどったデカールも貼られている。



2020年モデルのCOPOカマロは、シボレーのハイパフォーマンスな別売りエンジンである「LSX」をベースとした過給器無しの7.0ℓ(427cu.in./470hp)とスーパーチャージャー付きの5.7ℓ(350cu.in./580hp)から選択可能。カーボンファイバー製エアインレットやデュアルバッテリー、ドラッグレースで制動時に使用するパラシュートなどをセットにしたレーサーズパッケージがオプションで用意されている。



※COPOカマロを購入しても、トランスミッションがオーバードライブ無しの3速ATであるなど、そのままでは公道走行をするのに適していないので注意が必要。


COPO Camaro / Chevrolet Performance
https://www.chevrolet.com/performance/copo-camaro

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