2019.10.27

ハイラックスが海外で絶大な人気を得て活躍しているのはなぜか?

【卜部リポート】HILUX in the World


日本でハイラックスが投入されたのは13年ぶりだが、ご存知の通り、世界ではハイラックスは継続し続けており、特に東南アジアではピックアップ文化をリードする存在だ。ここでは、4WD&オフロードに造詣が深く、世界を股にかけて活躍する卜部敏治さんが、気になる「世界のハイラックス事情」をリポートする。


卜部敏治(うらべとしはる)
モータージャーナリスト。キャメルトロフィーの1987年ジャパンファイナリストでもあり、海外4WD&オフロード事情に精通している。

ハイラックスが13年ふりに日本国内に復活を果たした。私のような古いタイプのオフローダーにとっても、ニュータイプのアクティブな若者にとっても、実に喜ばしいニュースだ。国内はもちろん、世界的にも4WD、SUVが流行っている。スポーツカー、あるいはラグジュアリーカーのメーカーでさえ“SUV”と称する車種を開発している。もちろんこの手のモデルは、マッチョなスタイリングによって「SUVである!」と宣言しているだけのクルマも少なくはない。ウラベのヒガミでもあるが、高額過ぎて砂利道でさえ走らせたくはならない。

その点、ハイラックスを筆頭とするピックアップトラックは、4WD的意味でのSUV本来の姿を追求している車種だ。低ミュー路でも走りやすいトルクフルなエンジンを搭載し、運動性能と言い換えられるスポーツ性能(S)がある。もちろん、使い勝手(U)という面では、大型の遊び道具も気兼ねなく搭載できるカーゴベッドが魅力だ。それでいて5名乗車を実現するダブルキャブも使い勝手のポイントだろう。リジッドサスペンションを採用することで、走破性に優れているクルマ(V)なのである。ここでは、そんなハイラックスの世界観と世界のハイラックスについてリポートしてみたい。



まず生産国はタイ、アルゼンチン、南アフリカだ。さらにケニア、コロンビアなどではCKD方式(いわゆるノックダウン)で生産されている。ちなみに日本向けハイラックスはタイ産だ。

キャビンは3タイプ。日本での新型ハイラックスはダブルキャブのみだが、ほかにシングルキャブ、キングキャブ、ダブルキャブも用意されている。

パワーユニットは、国内復活モデルに搭載されたインタークーラーターボ付きの2.4ℓディーゼルエンジン、さらにプラドが搭載するものと同型の2.8ℓディーゼル(排ガス規制のレベルが異なる日本仕様は若干スペックが違う)を用意。また、ガソリンエンジンは2.7ℓ、オーストラリア仕様となる4.0ℓV6エンジンをラインアップする。

■HILUX CUSTOM BOOK VOL.1 掲載記事より抜粋

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