2019.10.13

勝つためにミッドシップにした新型コルベットのレーシングカー

歴代モデルで初めてミッドシップレイアウトを採用して話題となっているシボレー・コルベット第八世代(C8)。そのレーシングバージョンとして開発された「C8.R」が、2020年1月25日にフロリダ州デイトナにあるデイトナインターナショナルレースウェイで開催される「ロレックス24時間レース」でデビューすることが明らかにされた。

1999年シーズンにC5.Rを擁してGTル・マン(GTLM)クラスに参入したコルベットレーシングチームはこれまでに107レースを制し、シリーズチャンピオンを13回、ドライバーズ&マニュファクチャラーズチャンピオンを12回獲得してきた。コルベットの代替わりに合わせてC6.R、C7.Rが投入されてきたが、今回はコルベット自体が初のミッドシップレイアウトになったこともあり、C8.Rもまたレーシングカーとして白紙からの開発となった。結果としてC8.Rは、C5.R以降で市販のコルベットと同じパーツを最も多く使ったレーシングカーになったという。



とはいえ、市販のコルベットにはレースでは不要となるものも含まれるので、それらはレースで最適な形に変更された。たとえばC8.Rのラジエーターは、市販のコルベットではフロントの荷室として使われているところに設置されている。市販のコルベットでラジエーターが置かれている場所には、レース用に特別な明るさを持ったヘッドランプが配置されることになった。



IMSA(国際モータースポーツ協会)のルールに合わせるため、C8.Rには市販のコルベットより排気量を抑えた5.5ℓ過給器なしのV8エンジンが搭載される。ただし性能は最高出力500hp、最大トルク480lb-ft(66.4kg-m)となるのでC8.Rの方が上回っている。

トランスミッションは、従来よりコンパクトなXtrac(エクストラック)6速シーケンシャルギアボックスを搭載。それにより、レースカーに必要なスペックをもった大型ディフューザーの装着が可能となった。


空力性能および剛性の向上と軽量化はC8.Rの開発において最優先事項だった。そのために最先端の技術が使われた。

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